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機内は要所に青を配した明るい雰囲気でした。
長距離国際線ではいまや標準装備となっているエコノミーの個人用モニタですが、MD-11で装備したのはKLMだけではないでしょうか。
これもまた、KLMが他社より長くMD-11を愛用した証といえるでしょう。
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離陸から1時間ほどでイギリス上空へ。
テムズ川をさかのぼるようなルートでロンドンをかすめて、さらに西を目指します。
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左:ドリンクサービス。ナッツが妙に美味かった。
右上:シートモニタは当然ずっとマップ表示。
右下:機内食。写真ではよく見えませんがチーズが付いているのがオランダらしかったです。
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「アナと雪の女王」のサウンドトラックを聴きながら。
日常を飛び出した高揚感がピッタリな「For the First Time in Forever(生まれてはじめて)」は何度もリピートしました。
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背景が雲なしのパーフェクトブルーになったのを狙って。
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左上:みんなが映画を見ているような時間帯に配られたアイスクリーム。あまーいキャラメル味。
左下:到着前に出された軽食(ピザかブラウニーからの選択)。7時間のフライト中ずっとちょこちょこ食べ物が出てくる感じでした。
右:食後のコーヒーとともに、MD-11の機内でMD-11の思い出アルバムをめくります。
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大西洋を飛び越えて、カナダの上空に差し掛かりました。
南北あわせてアメリカ大陸を訪れるのはまだこれで3回目ですが、うち2回はMD-11で大西洋を飛び越えて来たマニアックさ(笑)。
前回の大西洋越えは新婚旅行のブラジル行きでTAMのMD-11でした。

この便はアムステルダムを15時25分に出発して、モントリオールには16時50分(時差は6時間)に着く7時間半のフライト。
ずっと太陽を追いかけていきますが太陽のほうがちょっと速いのと、大圏航路を飛んで進路が北西から南西寄りに変わってきたので、
はじめはド順光だったウイングレットに当たる光もだんだん前がちになって、翼面の光と影のグラデーションが強くなってきました。
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モントリオールに向けて降下が始まるころには空がとても表情豊かになって、撮影は大忙しです。
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ベルト着用サインも点灯して、目的まであと少し。
ウイングレットからベイパーを引きながら雲の海へ飛び込みました。
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気流が荒れていて、出力をこまめに調整しているのでしょうか。
エンジン音の強弱が変わるのがはっきり”頭上から”聞こえてきます。
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雲の下ははっきり言ってひどい天気でした。
風も悪く、着陸直前まで姿勢維持に苦労しながらも操縦技量で降ろしたような緊張感のある着陸。
そう思ったのは乗客だけではないようで、着陸後には
「皆様。当機はベリーバッドコンディションの中モントリオールに着陸いたしました」とアナウンスが流れました。
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スピードが落ちた機体には容赦なく雨水がまとわりつき、スポットインするころには窓の外もまともに見えない状態。
エンジンが止まり、扉が開いて、乗客が降りていく一番後ろからゆっくりと歩いていきました。
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