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ロケットの打ち上げを自分のお目めで見に行こうツアー
H-IIAロケット試験機2号機編
(2002年2月4日11時45分 種子島宇宙センターより打ち上げ)
  
ロケットの打ち上げを見に行きたいという思いが大きくなってきたころ。
それは、H-IIロケット8号機が失敗したあとの長いブランクの真っ直中でした。

2年の空白を経てようやく打ち上げられたH-IIAロケット1号機。
僕がヨーロッパ旅行から帰ってくるまで”待っていてくれた”のを嬉しく思いながらも、
さすがに1か月の旅行のあとだったので打ち上げはテレビで見届けました。

そして、H-IIAロケット2号機の打ち上げ。
「行くなら今だ」「行きたい」「見たい」
もし延期になって見られなかったらという不安もありましたが、
「とにかく行かなきゃ見られないんだから」
と自分に言い聞かせて、鹿児島行きの高速バスに乗り込みました。
   
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高速バスやジェットフォイルなどを乗り継いで13時間。
やってまいりました種子島宇宙センターです。
僕は打ち上げ予定日の前日に種子島入りしたのですが、その日は雨で宇宙センターの施設をゆっくりと見てまわるどころではありませんでした。その翌日、こうして快晴の空の下で改めて見てまわることができたのは強風で打ち上げが1日延期されることになった”おかげ”です。
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大型ロケット組立棟です。
「この中にH-IIAがいるんだ」
と思うだけでワクワクします。早く見た〜い!

建物の正面が高さ67メートルの巨大な「引き戸」になっていて、この中で2機のロケットを同時に組み立てることができます。今回の2号機は向かって左側の扉の中にいます。
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射点です。
「移動式発射台」に乗せられた状態で組み立てられたロケットは、打ち上げの半日前に組立棟からここに移動してきます。

右側の塔は先代H-IIロケットのころの名残で、今は「H-IIA F2」の看板を掲げるくらいの役割しかないようです(?)。左の赤白の塔は避雷針。ロケットの左右を護るように2本建っています。
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延期にならなければ打ち上げられるはずだった時刻。
ロケットが打ち上がらなかったので自分が打ち上がってみました(笑)。
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こちらは上の写真とは射場を挟んで反対側の海岸から見た射場です。写真では50ミリのレンズで撮っているので小さく見えますが、打ち上げの際に立入禁止となる「ロケットから半径3キロ」のエリアのギリギリ外側にあたるので、打ち上げを見られる一番近いポイントなのです(上の写真の場所は宇宙センターの中なので立入禁止になります)。ですが今回は打ち上げの時間には完全に逆光となるので別の場所から見ることにしました。ここにはまた機会を改めて来ることにしましょう。
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宇宙センターの中にある先代H-IIロケットの実物大模型です。芝生の広場の真ん中にゴロンと横たわっています。立ってるほうが格好いいと思うんですが、見やすさで言うと寝てるほうがいいんでしょうか。思ったより大きくないような、やっぱり大きいような、微妙な大きさという印象を受けました。
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宇宙センター内には「宇宙科学技術館」というロケットと宇宙に関する一般向けの展示施設があります。写真はH-IIAロケットの25分の1スケールの模型です。H-IIAロケットには細かいバリエーションがあるのですが、真ん中の模型は今回打ち上げられるバージョンと同じもので、左右のブースターに加えて、向かって手前と向こうにも細いブースターが4本付いているのが特徴です。これが付いていて格好いいというのも、今回の打ち上げを見に行くことにした大きな理由だったりします(笑)。右の模型は現在開発中の、第1段を2本束にしたようなパワーアップ型です。

H-IIAロケットの構造についての知ったかぶり解説はこちら。興味のあるお暇な方はどうぞ。