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ロケットの打ち上げを自分のお目めで見に行こうツアー
H-IIAロケット4号機編
<Part-3 打ち上げ12時間前〜3時間前>
   
さて。ロケットの移動が終わったら今度は僕が移動です。
目指す場所までは宇宙センターの中を突っ切っていくほうが早いのですが、いくら立ち入り制限前と言っても夜中に一人でノコノコ歩いていく人影は怪しいことこの上ないでしょうから遠慮して、宇宙センターからすぐに出るルートを選びました。遠回りですけどヒマだからいいんです。夜明けまでまだ9時間もあります(笑)。

カートを引いていざ出発。前回と同じく月夜だったので助かりました。街灯も何もないところでも、月の明かりが僕や電柱の影をハッキリと地面に映すほどの明るさでした。十数キロの道のりのほとんどは前回に通ったところなので迷うこともなかったのですが、唯一前回通らなかったところがやたらアップダウンだったのが計算外でした(苦笑)。

目指す場所に着いたのは午前1時半。すでに何台かの車が止まっいて車中泊をしている人がいました。おや?僕と同じ野宿組も・・・。
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この夜も素晴らしい星空でした。
地面にゴロンと横になって空を眺めていると、流れ星が次々に目に飛び込んできます。「空気がきれいだとこんなにたくさん見えるのか。さすが種子島」と感心していたのですが、実は「ふたご座流星群」だったことをあとで知りました。

そんなわけで試しに星空を撮ってみたのがこの写真。星を撮ったことがないので適当に撮りましたがISO100でもまあまあ写るものですね。感度の高いフィルムを使えばオリオン座の中もたくさん見えた星まで写せるのでしょう。

え?オリオン座の向きが不自然ですか??
仰るとおり。この写真はロケット発射場と上空の星空を重ねた2重露光です。まあ「イメージ映像」ということで(^-^;。
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地面に新聞紙を敷き、横になってウトウト→寒くなったら歩き回って体を暖める
を1時間くらいのサイクルで繰り返すこと4〜5回。6時をまわって空がうっすら明るくなりはじめました。
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ロケット発射場に、打ち上げ当日の夜明けが訪れました。
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このように、弓形の海岸線の先にあるロケットを海を挟んで眺める格好です。前回もロケハンにはやってきていた場所で、前回はちょうど真逆光になるので避けました。今度もほとんど逆光ですが、近さ優先でここから見物です。

夜明けごろから少しずつ、東の空より雲が流れてきました。そのせいでなかなか太陽の光が射してきません。