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ロケットの打ち上げを自分のお目めで見に行こうツアー
H-IIAロケット4号機編
<Part-1 打ち上げ37時間前〜18時間前>
   
H-IIAロケット2号機の打ち上げを見に行ってから7か月後の2002年9月。
3号機が打ち上げられました。
「また見に行きたいな」「でも前回見に行ったんだし」
とりあえず飛行機も予約し、とりあえず荷物も準備し、
タイムリミットまで迷いに迷ったあげく、行かないことにしました。

テレビで打ち上げの映像を見て、落胆しました。
「だめだ・・・。全然違うよ・・・。ロケットってこんなんじゃないよ・・・。」

12月。吸い寄せられるままに、4号機の打ち上げを見に再び種子島に向かったのでした。

  
↓以下の画像はクリックで拡大できます
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出発は打ち上げの37時間前。前回と同じく夜行バスで鹿児島に向かい、翌朝の船に乗り継いで種子島を目指しました。ただし前回は初めてだったので見物場所を探し回る時間をとるためジェットフォイルを利用しましたが、今回は安さ優先でフェリーです。ジェットフォイル所要1時間40分/6000円に対してフェリーは所要4時間/2040円(学割)也。

ちなみに種子島行きなのに船の名前は「フェリー出島」。1973年建造という年季の入った船であります。その名のとおり長崎の離島航路を走っていた船が、15年前に一時的にまわされてきたはずがそのまま使われ続けているんだとか。

安いのはいいけれど揺れ具合が気になります。あまり大きくない船で黒潮の流れに突入するわけですし、今日はやや波が高い予報です。乗り込んでみると不安はさらに大きくなりました。
・・・何?この1メートルおきに並んだ洗面器は( ̄□ ̄;

種子島行きフェリーの中で「まんてん」を見るのもオツだなあと思いながら、とになく酔わないようにと横になりました。

・・・半分眠りつつ4時間ドンブラコ・・・

結局、揺れは覚悟していたほどでもなく、お昼過ぎに無事種子島に到着できました。港の入口に立つベタな形の灯台が、ロケットの島へ出迎えてくれます。
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船を降りてもやっぱりこんなお出迎え。
「ロケット打ち上げのお知らせ」の看板を見ると気分も盛り上がってきます。立入制限の開始時刻が「午前1時1分から」と妙に細かいところがなんとなくロケットらしいです。

ここからバスに乗り換えて宇宙センターを目指します。宇宙センターまでの距離は50キロ。島だと思って油断していると面食らってしまうような距離です。所要時間は1時間40分。運賃はなんと1670円。高速バスでもない路線バスに1670円分はなかなか乗りませんよねえ。
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種子島宇宙センターに到着したのは午後3時をまわったころ。

「また来たよ〜! がんばれ!!」
ロケットはまだ姿を現していないので、とりあえず射点にご挨拶です。前回来たときは「F2」だった看板は、もちろん4度目の打ち上げを表す「F4」に変わっています。
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宇宙科学技術館の模型展示コーナーにあるH-IIAロケット(写真左)も、ご丁寧に4号機バージョンの模型に替えてありました(前回はこれ)。4号機は搭載する衛星が大きいので胴体より衛星フェアリングが一回り太くなっています。ツクシみたいでちょっとカワイイのです。