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ロケットの打ち上げを自分のお目めで見に行こうツアー
H-IIAロケット4号機編
<Part-2 打ち上げ12時間前>
   
今夜の機体移動は射点まで2キロ弱と近い「ロケットの丘展望台」から見ることにしました。移動は打ち上げの13時間くらい前ですから午後10時ごろでしょう。展示館が閉まる5時半から10時まで吹きさらしの展望台で待ち続けるのは寒そうなので、一旦宇宙センターを出て近くの公民館の軒先で時間をつぶしてからロケットの丘に向かいました。
あ、そうそう。今回も宿なし&徒歩です・・・何キロ歩くことになるのかなあ。

9時前にロケットの丘に着くと、すでにけっこう人が集まっていました。聞けば移動は9時半からとのこと。展望台の最前列の、最後の一人分のスペースにすべり込みで収まるとその10分後には何重もの人垣ができてしまっていました。その人垣の中から僕を呼ぶ声に振り向くと・・・おや。前回もお会いしたおねえさんではないですか。お互いのロケット中毒ぶりを笑いつつ再会を喜びました。


東の海に向かった展望台。
暗い中、厚着をして集まる人たち。
最前列にならぶ望遠レンズ。
今か今かと待っているものは・・・。

「初日の出かいっ」

誰かが的確なツッコミを入れました。
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時間になり、機体移動開始を告げるアナウンスが聞こえてきました。
みんなの視線がロケット組立棟の入口に注がれます。

組立棟をほぼ真横から見ている僕たちの目にまず映ったのは、ロケットを乗せた移動式発射台の背中。次に胴体より一回り太いロケット先端の衛星フェアリング。そして、胴体とブースターが見えてロケットの全容が姿を現しました。
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大名行列のように厳粛に、ロケットが進んでいきます。ロケットを運ぶ台車が発するピンポン・ピンポンという警戒音が「下ぁに〜 下ぁに〜」の声ってところでしょうか。
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ゆっくり、ゆっくり、慎重に位置を合わせて射点に収められます。これは射点の手前で一旦ほぼ停止したときの写真。射点に到着すると、この場所からはちょうど避雷針(赤白の塔)に重なってしまうのです。