「双頭の怪鳥」 Petit Aeroscape #1088
  
ロケットの空中発射を目指して製作された巨大双胴機、ストラトローンチ・ロック。
モハベに居ることは知っていましたが姿を拝むことはさすがにないだろうと思っていたら・・・
「飛んでる!?!?!?!?」
ハイウェイを走る車の中からふと見上げた空に浮かんでいた異形の姿に目を疑いました。
翼下には超音速実験機「タロンA」の姿も見えます。




ぐるっと1周まわって着陸コースに入りそうな感じだったのでランウェイエンド方面に急いで車を走らせました。
このカラダですから大回りでゆっくり入ってくるだろうと予想できましたけどモハベ空港も広いので
中々いい勝負の競争になりつつ何とか間に合い、着陸を撮影することができました。
「なんじゃこりゃー」と何度もつぶやきながら・・・。

コックピットやエンジン、ランディングギアは中古のジャンボから流用されているという話で、
たしかに目つき(というのか?)にはジャンボの面影が残っています。

あとでFlightradarの履歴を確認したところ4時間ほど太平洋方面で試験飛行をしたあと
モハベ空港に戻ってきて数回ローパスして着陸するところだったようです。
絶妙なタイミングで遭遇できて滅茶苦茶ラッキーでした。




着陸後しばらくしてハンガーに帰っていくロック。
これどうやってトーイングするんだろうと疑問なカタチしてますけど、この写真でちらっと見えている感じだと
左右それぞれにトーイングカーを付けて2台で後ろから押してるっぽいですね。。

あとこの方角で見ると向こうの山に不気味なくらい無数の発電風車が立っていて圧巻でした。
どことなくエヴァみもある印象。



2024年2月24日 モハベ空港

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