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JALのDC-10ラストフライトから10年ということで、Petit Aeroscapeの第2回と3回から再掲します。 (言い換えるとサイトをリニューアルしてからも10年たったんだなー)。 ラストフライトから3週間後の成田空港にて。 最後の1機が売却前整備を受けているという最後のチャンスに、ハンガー内でDC-10を見学させていただきました。 第2エンジンを真上から見下ろす衝撃。 |
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こんどは第2エンジンに手が届きそうな距離。というか、届きます。 |
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近すぎて、第2エンジンと言う実感がなかなか湧きません(^-^ゞ |
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昔カレンダーか何かで見て、あこがれていた角度。 |
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コックピットまで見せていただきました。 「好きなだけ居ていいよ」と言われて独り占め状態。 窓がカバーで覆われているのはしょうがないけれど、どうせ格納庫の中なので外の景色も知れています。 狭い空間のわずかな床に三脚を立て、1つでも多くの計器を写しこもうと魚眼レンズで ああでもないこうでもないと構図を考えました。 時間の経つのも忘れて。 例えじゃなくて、本当に忘れていました。 「好きなだけ居ていいよって言ったら、あいつ2時間出てこなかったんだ」 案内してくださった方は、今でも、あのそう言って笑います。 |
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この日、JALのDC-10の最後の1機からJALのロゴが落とされました。 真っ白になった胴体に、細く開いた格納庫の扉から一直線に夕日が差し込んできました。 撮影の終わりに何気なく、JALロゴのなくなった白い機首を撮りました。 出来上がったポジを見て、ゾクッとしました。 E100VSの発色は機体をまるでラピュタのタイガーモス号かロボット兵のような色合いで写しており、 浮かび上がった胴体のボコボコやリベットがそれに拍車をかけていました。 工業製品の美しさと悲しさが込められたような1枚になりました。 2005年11月 成田空港 バックナンバー 戻る |