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細長いボーディングブリッジの先に、ブルーの機体が見えてきました。 機体とお揃いのブルーの制服に身を包んだCAさんが出迎えるドアの脇。 ちょうど搭乗時に見えるようなところに書いてあるのは・・・。 MD-11 MCDONNELL DOUGLAS 思わず嬉しくなって 「MD-11大好き!」 「ようこそ! フライトを楽しんで!」 初めて乗るKLMのMD-11に乗って、おそらく最後のMD-11往復搭乗の旅へと出発です。 |
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「MD-11が大好きで乗りに来ました」 「そう。君で初めてじゃないよ。この間は一家で乗りに来てた家族もいたしね」 着席する前には後方エリア担当の男性CAさんとそんなお喋り。 持参したMD-11の写真をクルーの皆さんに配ってほしいとお願いし、ついでに記念のサインを頼んでから着席しました。 座席はもちろんの指定席。最後列窓側です。 降りていたブラインドをそっと開けると、新婚旅行で乗ったフィンエアー以来、6年半ぶりに機内から見るMD-11のウイングレット。 まだ飛んでもいないうちからゾクゾク・ワクワク気分が高まるのがわかりました。 |
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ポルダーバーンをめざしてテクテクお散歩・・・もといタキシング。 今朝、キャセイで到着してから急いで外周に出て トロント行きの「オードリー・ヘップバーン」を撮影した(こちらの1枚目と2枚目)のがこのあたり。 |
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ポルダーバーンの滑走路面を蹴って力強く離陸。 ぐんぐん高くなっていく視点から見下ろせば、ポルダーバーンが一面畑に囲まれているのが一目でわかります。 |
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左旋回して進路を西にとります。 光は順光、背景は青空になりました。 さぁ、ウイングレットを堪能する時間の始まりです。 |
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乗るたびに同じこと書いてますが改めて言います。 MD-11で最もウイングレットが美しく見える席は最後列。 3発エンジンで重心が後ろに寄っているMD-11では、最後列に座ってちょうど主翼端のウイングレットが真横に来ること。 そして、後ろから数列だけが、下側を向いた小さいウイングレットも見えること。 2001年の夏に初めてMD-11に乗った時にそれを理解して、実際に座ったのは同じ年の冬、JALのヤンバルクイナでした。 それ以来、乗るときには毎回最優先で選んできた僕の指定席です。 13年来の思いを込めて、いま、青空晴天順光でウイングレットを見ることができる最後のフライト。 王冠とKLMのロゴも誇らしげなウイングレットを悔いなく撮りたい。 シンプルな写真だけに雲の表情やピント、窓の歪みによる画像のにじみにまで気を遣って何度も撮りなおしました。 そうして残した一番お気に入りのショット。 3機の飛行機雲に引き立ててもらって手に入れたのがこの1枚です。 |
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この旅を計画するにあたって、MD-11に搭乗するかどうかはかなり悩みました。 一番安くなる日程を選んでも、アムステルダム〜モントリオールの往復で約700ユーロ(10万円強)。 ウイングレットを機内から見るためだけに、そんなに出すか? それなら、アムステルダムで撮影する日数を延ばすほうがいいんじゃないか? 結局何が決め手になったのかは、振り返ってもよく覚えていません。 今年はやった映画から言葉を借りるなら、「Let It Go」ってことでしょうか。 実際ウイングレットとともに空に風に乗って飛び出してみれば、悩んでいたことが嘘みたいに晴れ晴れした心になりました。 |
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