2003年元日。ANAの「一日乗り放題」を利用して仙台へ初詣に行きました。

仙台に飛来するのはホノルル線のリゾッチャDC-10。 シンプルなこの構図ですが、いつも何枚も撮ろうと欲張って失敗するので 今日は心を込めて1度だけシャッターを切りました。

仙台でのお目当ては、雪をかぶった蔵王を望むアプローチショット。 つまり、これ。 そうそう、こんなのが撮りたかったんです。

この日、蔵王が一番よく見えていたのはDC-10が到着したこのときでした。 僕が仙台に着いたときには山頂を雲が覆っていましたし、このあとは一気に霞んでしまったのです。 ”機愛”は今年も健在のようです。

折り返しホノルルへ向けて出発するのは夜になってから。 第1第3エンジンは滑走路の灯火を、第2エンジンは山腹にあるスキー場の明かりを ブラストで滲ませながらプッシュバック作業の完了を待ちます。 すべての準備が整うとノーズのライトが点灯。 その瞬間、暗闇の中からカメラを向けていた僕の姿がパイロットの視界に浮かんだかもしれません。

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