Dedicated to JA8550


2000年2月28日
   

今日の”彼女”の到着予定時刻は18時ちょうど。そして福岡の日没時刻は18時13分。夕陽に照らされてアプローチする”彼女”を見たいと思っていましたが、シドニーから飛んでくる”彼女”にとって30分くらいのズレは誤差の範囲です。はたして何時に来るか・・・。期待と不安を半分ずつ抱えて”彼女”を待ちます。

17時40分ごろ。西の空にぽつんと機影が見えました。前がちの小さなシルエットで、まだDC-10の特徴である第2エンジンも判別できないませんが、逆三角形のシルエットはマクドネルダグラス製のワイドボディ3発機に違いありません。

かくして”彼女”は予定よりも早くやってきてくれました。ところが、福岡の空は意地悪にも厚い雲で太陽を隠してしまっていて夕陽どころではありません。あたりは薄暗くなってきており、カメラの露出計は流し撮りの苦手な僕に「45分の1秒」を要求していました。
 
南の空で大きくターンして、”彼女”がファイナルアプローチに入ります。

「足を肩幅に開いて、肩の力を抜いて、腰で回転・・・」いちいち確認している自分が滑稽に思えました。
「さあ来い!!」

できあがった写真を見ると、5枚撮ったうちの2枚だけが、なんとか見られる写真になっていました。
d10hlq_000228_01.jpg (11583 バイト)
d10hlq_000228_02.jpg (46805 バイト)
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
  
←PREV】            【NEXT→
GALLERY TOP
Dedicated to JA8550