インスブルックとは「イン川に架かる橋」という意味だそうです。イン川はゆるやかなカーブを描きながら空港のランウェイエンド脇を通って街の中心部へと流れていきます。

チロルの氷河から解け出して川になった水は細かい砂粒を含んで白く濁り、川岸をサラサラの砂浜にしています。この日は日射しが強くて河原で日光浴をしている人もたくさんいましたが、水浴びをしている人は誰もいませんでした。イン川の水は、夏でもびっくりするほど冷たいのです。
以上でございます。

一旦、目的地から外した理由の一つが、天気があまり期待できないということでした。高い山々はそうそうスカッと晴れ上がってくれるものではないでしょうし、AIRLINERS.NETに出ている写真も多くが曇天でした。ところが実際行ってみるとご覧の通りの超快晴。宿泊すらしない1日だけの滞在ではほとんど奇跡に近いのではないでしょうか。もっと何日もいたかったという気もしましたが、何日もいても、また、そのうちまた訪れることができたとしても、こんなに晴れてくれることはないんじゃないかなあと思ってしまいます。

インスブルックは、過去に冬季オリンピックが開かれたこともあるスキーリゾートの町でもあります。山々が雪をかぶり、スキー客を乗せたチャーター便が多く飛来する冬も、魅力的ですね。