「My 1st Flight, 787 -B787搭乗記(就航12日め)- Part 4 Petit Aeroscape #237
  
この日は本当に天気に恵まれて、地上の景色だけでなく
素晴らしい青空と雲の表情をずーっと楽しめたフライトでした。
久しぶりにてるてるを連れてきたら効果テキメンです。さすが!

  
 
飛行経路ももちろん最も天気が良い時のパターン。
陸地の上を飛ばずに東京湾の真上に沿ってルートで羽田を目指しているようです。

  
 
このルートだと羽田の直前まで東京湾に沿って北上し、
最後に左旋回して羽田の滑走路に合わせます。
さあ、これから降りる滑走路が見えてきました。

それにしてもこんなに綺麗な空なのに、東京は怪しげな黒い空気が
地上のあたりにだけ溜まっているのがハッキリとわかります・・・怖っ。

  
 
滑走路へ向けて、最後の旋回です。

  
 
無事着陸〜。
国際線のデッキからshoさんに搭乗機を撮っていただきました。

  
 
767に自慢の翼を自慢しつつ(?)追い越して、スポットに向かいます。
こちらでは第2ターミナルのデッキからPANAM06さんと飛行機小僧SIKEくん親子に
撮っていただきました。

  
 
最後から3人目くらいの遅さで降りようとしていたら、ちょうど天井が噂のレインボーに!
急いで撮ろうとしたのですがすぐに消えてしまいました。

「アンコールお願いしまーす」
CAさんに言ってみたところ、

「自動で動いているので、2分くらい待っていただければまた見られますよ」
とのこと。

「待っててもいいですか?」
「もちろんいいですよ」
と優しく言っていただけて、2分後に改めて見ることができました。

  
 
そんなこんなで羽田に到着。
初めての787の旅は、とっても素敵なフライトであっというまに時間が過ぎていきました。

787は夕方に広島へ出発するまで、デッキからよく見えるスポットで翼を休めます。
デッキからはひっきりなしにカメラが向けられて、注目度は抜群。
エプロンではコンテナの出し入れやボーディンブブリッジの操作などの練習もやっていて、
新型機なんだなぁという雰囲気をかもし出しています。
  
 
【最後におまけ】

787に乗る前の日、九州の「787」に乗りました。
約20年前に登場したとき、それまでただの地方都市間特急だった列車を
一躍全国区の「つばめ」として世に知らしめた伝説の車両です。
そこにあったのは、誰もが思ってもいなかったレベルでの鉄道の旅の演出。

その魅力は、20年近く経った今でも全く色あせていませんでした。
むしろ、単なる四角い空間にひたすら座席が並んでいるだけで
「コンセントがあって携帯の充電やノートPCで仕事ができますよ」
が売りだという最新型の新幹線のほうがよっぽどしょうもない空間だと思います。

飛行機の旅が「特別な存在」からどんどん味気なく安っぽいものに
なってしまいつつある今、B787を手に入れた航空会社が、この素晴らしい飛行機を
鉄道の787に負けないくらい魅力的な旅を演出してくれる乗り物として
輝かせ続けてくれることを願っています。
  
 
2011年11月12日 ANA654便 岡山→羽田

  
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