「双発ヘリコプターで行く北陸の旅」
  
夏にC-130に乗せてもらったのに続いて、
こんどはこのヘリコプターに体験搭乗させてもらいました。
  
 
基地間を結んで物資や人員を輸送する定期便に便乗しての体験搭乗です。
小牧から小松まで飛んで、1時間ちょっとの滞在でトンボ帰りする日程です。
  
 
搭乗前にC-130をパチリ。
意図的なのかわかりませんが、水色の機体と緑色の機体が
それぞれ1列に並んでいて綺麗な隊列をなしていました。
  
 
機内はこんな感じ。
壁際の赤いのが折りたたみ式の座席です。
C-130と同じく、壁に背を向けて着席します。
  
 
そもそもヘリに乗るのが生まれて初めてだったので
「離陸はどんな感じなのかな?」というのが気になるポイントでした。

エンジン音が大きくなったと思ったら地面がゆらゆらと遠ざかっていく・・・。

そんな感じでした。
飛行機のように加速度で押し付けられるような感覚がなく、
ふわりと浮きあがるような感じはなかなか上々でした。

  
 
白山あたりの山並みを眺めながらの空中散歩です。
木の1本1本が見えるような高度でずーっと飛んでいきました。
  
 
車なら2時間半ほどかかる道のりを50分で飛んで小松基地に到着。
この時期の日本海側としては奇跡的な晴天でした(前日は吹雪だったらしい)。

小松といえば、F-15の飛行隊を2つ有する日本有数のファイター基地。
「さすが、いっぱいいるなぁ」と感心していたら、
新燃岳の噴火の影響で宮崎の新田原基地からもF-15の訓練部隊が
疎開してきているとのことで、特に大所帯になっているところだったようです。

  
 
少し基地を見学させていただいて昼食を食べたらもう帰投です。
ふたたび雪を冠した山を越えて本州を横断します。
  
 
コックピット越しに見た前方の風景。
  
 
着陸直前には自宅の空撮に成功(^-^ゞ
またまた貴重な体験をさせていただきました。
 
この翌日、東日本大震災が発生。
小牧基地は一瞬にて”臨戦態勢”となり、24時間体制の物資輸送が始まりました。
乗せていただいた機体もきっと被災地に派遣されたのではないかと思います。

(2011.3.10) 

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