Scene 8  8番スポット/朝
  
8番スポットに入るDC-10は、いつも夜にマニラから来て夜のうちにグアムへ出て行く
パターンだったのですが、2004年の7月だけグアム便が767のスケジュールになっていました。
「これって、8番で夜を明かすってこと?」
そう思って、夜明けより早く4時前から空港に出かけてみました。
誰もいない、真っ暗な空港にやってきました。
DC-10が、期待どおりに8番スポットで静かに翼を休めていました。
わくわくしながら三脚とカメラをセットしている間に、空が少しずつ赤く染まりはじめました。
息を呑むような朝焼けと、DC-10をひとりじめ。
このとき撮った中で、一番のお気に入りです。
オレンジ色に光るDC-10のボディと、その上に鎮座する第2エンジン。
機体に反射する光をも計算に入れて設計したのだろうかとさえ思える、マクドネルダグラスワイドボディ3発機の造形の美しさを感じた1枚です。
太陽が第2エンジンから昇ってくるように立ち位置を選んで、
後光の射す姿に酔いました。
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JAL's DC-10 〜名古屋にて〜 Top    Gallery Index    Home