7月27日。台風一過。朝から心地よい青空が広がりました。
また、この日はカメラを買って初めて撮影に行ってからちょうど10年となる日でもありました。
自転車をこいでアクシオン福岡に続く坂を登り、J-Birdに向けてファーストショットを切った
あの日と同じように、真夏の日差しの下でワイドボディ3発機を追いかけました。
  
惜しいことに、この日は真昼間のDC-10は1便しかありませんでした。
空は青いものの雲は逆光のほうでばかりいい形になっていて、
迷った末に到着間際になって逆光側に場所を移動・・・したものの
間に合わなくて途中でとりあえず撮っただけになってしまいました。

この前に畑でお会いした情景系の航空写真家様が1ヵ月後に発表された
写真集には、まさにこのDC-10を順光側から撮った見事なカットが・・・。
プロの目、プロの力量を思い知らされた一件でした。
  
夕方便の出発を撮るため「さくらの山に」行くと、今度は熱血系の航空写真家様に遭遇。
「青空なのはいいんですが、ベイパーが見たくて成田に来たのに全然出ないんですぅー」と言うと、
「何言ってんだ! 今日はすごいぞ! 陽炎が全然ないから長玉使い放題だ!!」と満面の笑み。
2倍テレコンを付けた800ミリ相当で見てみると、なるほど反対側のエンドにいるテンの鶴丸やJALの文字がハッキリ。
  
くっきり見える背景を3本のブラストで滲ませながら、力強くエアボーン。
  
頭上には深く蒼い空がありました。
澄んだ空気を通して、夕日からはいつもより強く光が射していました。
撮りながらゾクゾクしたシーン。この旅で一番の写真が撮れました。
  
残照も消えてきたころ、2機のDC-10が出発していきました。
1機め。人もまばらになった公園の明かりと、ヒグラシの声に送られて。
  
2機め。
尾翼ライト点灯! しかも鶴丸!!
ブレブレになるのはわかっていましたが、4分の1秒で必死に追いかけました。
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