フィルムを替えて、降り立ったテンに目をこらしました。
斜光に光る旭川の町並みを背景に、こちらへ向かってきます。
うわぁ・・・本当にテンが来たよ。すごい・・・。きれい・・・。

ほかの飛行機よりも高く昇った「太陽のアーク」を輝かせて、ターミナルへ。

スポットインを見届けたところで、はっと気づきました。
「まだ太陽がある! すぐにターミナルに行けば夕日が見られる!」

荷物を背負って走り出しました。
だけど三脚と脚立まであるフル装備で思うように走れません。
少し走っては歩き、少し走っては歩きの繰り返し。
ターミナルは空港を半周近くまわった先で、
その半分も進まないうちに太陽は山に隠れてしまいました。

それでも夕焼けが消えてしまう前に、1分でも早く着くように必死に歩を進めました。
駐車場を斜めに横切り、階段を駆け上がって。
デッキは有料だけど小銭がなかったので、隣の自販機で適当なジュースを買って小銭を作り、
やっとデッキにたどり着きました。

フェンスが低く、目の前にテンがいました。
こんな幸せなデッキは初めてかもしれません。
いろんな空港へ追いかけてきましたが、フェンスがあったり、端っこのスポットだったり・・・。

夕空はまだ明るく、地上はもうかなり暗い状態。
両方に合う露出がわからなくて、シャッタースピードを変えて切りまくりました。
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