Day-4 <Part-2>
2009年11月21日
4日間居座ってきた滑走路西側の道路は、空港関係の施設のアクセス道路らしく普段は車がたまに通る程度。
でも今日は土曜日だからか、ランニングをする人が何人も通っていった。
先は行き止まりらしく、しばらくするとまた戻ってくる。
一人だったり、カップルだったり、親子(といってもいかにも軍人風の親父と若いお嬢さん)だったり。
ここで飛行機を撮る人は別に珍しくもないようで特に怪訝な目を向けられるわけでもなく、手を挙げて軽く挨拶してくれる人もいた。

昨日・おとといのクッキリした空とは違って、今日の空は全体的にふわふわ、ひらひらした雲に覆われて柔らかい感じ。
朝焼けも黄金色ではなくて、ほんのり雲を染める優しい色だった。
そんな中をいつものようにイレブンやDC-6が出発していくと、彼らが巻き上げる雪けむりがキラキラ輝いていた。
雲っても楽しいアンカレッジ。本当に素晴らしいところだ。

ノースウエスト脇のポイントから見る風景も昨日までよりも淡い色使い。
離陸する飛行機はシルエットにはならず、背景の空と程よく調和して写ってくれた。
ノースウエストのジャンボもギラギラしていなくて、解けた雪に濡れた背中が渋く光っていた。

ふと背後から聞こえた音に振り向くと3発機のシルエット。
「あれ?そっちから?」と思って見ていると空港とは全く違うほうへ飛んでいく。
デジタルで撮って拡大してみるとアメリカ空軍のKC-10空中給油機だった。
そういえばアンカレッジ近郊に基地があったな・・・。
写真には撮り損ねたが、この後F-22らしい編隊も見かけた。
 


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