Day-3 <Part-2>
2009年11月20日
今日も昼過ぎは動きなし。
せっかくまた晴れてすごく遠くの山までクッキリ見えてるんだけど・・・。
フェデックスはアメリカ各地からアジア各地に向かう便がここでいったん集結して互いの荷物を積み替えるそうで、到着ラッシュ→しばらく動き無し→出発ラッシュとなるのもそのためだと納得はする・・・けどやっぱりいい天気のときに動きがないのは寂しい。
例によって15時近くになって出発しだした頃には太陽が雲に隠れてしまった。

さて、ここまで日記で紹介できていなかったが、アンカレッジではイレブンのほかにも気になる貨物機がいる。
EVARTS AIRなる会社が運行するレシプロのプロペラ機、DC-6とC-46だ。

「バララッ!バララッ!ブルンブルンブルン!」といった感じのとても飛行機とは思えないような音をたててタキシングしていく。
DC-6はかつてJALでも使われていた機種で、映画「ALWAYS 3丁目の夕日」でのJALのDC-6が出てくるシーンではこの飛行機の音をアラスカのフェアバンクスで録音して使ったそうだ(コーディネートはチャーリィ古庄さん)。
そんなわけでオールドファンにはたまらない音だというので離陸の音を楽しみにしていたのだが・・・
「・・・B29?」
ごめんなさい、僕には4発レシプロ大型機の音は「戦時中の記録映像の音」として認識している音でした・・・。

一方のC-46は双発の尾輪式で昔の軍用輸送機そのもの(てゆうか本当に元軍用輸送機なのだが)。
直線部分が一切ない丸っこい姿をはじめて見たときの「なんじゃこりゃ?」というインパクトはDC-6より大きかった。
さらに、デジタル画像を拡大して見ると機首にゲイシャガールのイラストとともに「MAID IN JAPAN」なる謎のロゴが。
「日本製」の「MADE IN JAPAN」じゃなくてメイドさん・イン・ジャパン。
「なんのこっちゃ。萌え系か?」と思って帰国してから調べてみると、航空自衛隊の初期にアメリカから中古で供与された機体ということだった。
自衛隊で使わなくなってアメリカに返却されたものがそのまま民間に払い下げられたそうだ。



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