初めての冬のヨーロッパへ。
乗るのはもちろんフィンエアのMD-11。
座るのはもちろん最後方の右側です。
今度の旅の機窓には、どんな景色が待っているのでしょう・・・。

まずはじめに見えたのは、僕たちを見送ってくれている富士山の姿でした。

あっという間に本州を横断して北陸へ。
山も田んぼも雪化粧。

日本海しばらく北上したイレブンは、
シベリア横断ルートの入口で西に舵をとりました。
そのとき・・・

「第2エンジンだぁ!」

冬の低い太陽が翼に映してくれた影が、
自分が第2エンジンと一緒に飛んでいるって、実感させてくれました。

雄大なシベリアの風景が丸ごと凍りついていました。

脈々と連なる山。
このあたりがアジアとヨーロッパの境目でしょうか。



つづく

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