2006年、夏。
今年の行き先に迷うことはありませんでした。

待ちに待ったワイドボディ3発機をひっさげてセントレアに就航した航空会社。
旅客定期便としては日本路線最後のMD-11にしておそらく最後のワイドボディ3発機を運行する孤高の航空会社。
世界で最初にMD-11を運行し、旅客型として製造された最後のMD-11も迎え入れた航空会社。

イレブンにとってはかけがえのない存在であるフィンエアに乗り込んで、北へ。
ヨーロッパ各地への接続を考えてか、日本や中国からの便は
午後2時から3時の間に集中してやってきます。
ときには連なって降りてくる最大4機のイレブンに対し、
手を変え、または納得いくまで繰り返し同じ撮り方で挑みました。
いつも1時間近く早着してくるアジアからのイレブンたち。
ニューヨーク行きが出発するよりも早く皆が揃うと、第2エンジンがこんなに賑やかに並びます。
(この写真には5機います)

出発も同じように、午後5時からの1時間に集中します。
滑走路脇の道路から見つめる僕の目の前で、イレブンが惜しげもなくエアボーンを繰り返してくれました。

Finnair McDonnell Douglas MD-11
23-25 Jul. 2006 Helsinki Vantaa
[Europe 2006]
[Aeroscape Gallery] [Home]