第8日 「ラスト・イレブン」

午後。お迎えのJ-Birdがやってきました。
出国手続きを済ませて渡ってきた「ドックE」の中からは、色付きガラス越しにしか撮れません。
窓の外はウッドデッキがあるんですけどね・・・出たい。

話がちょっと前後しますが・・・。
ヨーロッパからの帰りは、進行方向左側に昇る朝日がとても綺麗だとわかっていました。これまでの旅行ではいつも通路側や右の窓側だったので、JALのイレブンに乗れる最後のこの旅行ではなんとしても左後方の席に座って「ウイングレットと朝焼け」ショットを撮りたくて、事前予約で「52A」を確保していたのです。

ところが、いざチェックインしてチケットを見ると席は「30K」。右側なうえ前に移動してしまっています。
「あのー、僕、52Aを予約してたんですけど・・・」
「ああ、アップグレードされたよ♪」
「ハァ? いらねぇーーー!!」

結局そのカウンターでは処理できないとのことで、JALの案内所へ。

「あのー、僕、(これこれこういう訳で)エコノミーに戻っていいから左の後方がいいんですけどー・・・」
「はぁ、そうですか・・・左の後方ですね」

係のおねーさんは釈然としない表情でコンピュータをたたいたりどこぞに電話をしたりして・・・10分後。

「はい、こちらになります」
「1」ってなんや〜〜(/_ _)/
全然解決しとらんやんけ〜〜!!

と思ったけど、こちらの要求もたしかにイレギュラーなので引き下がることにする・・・はぁ。 
この格好でCクラス乗れってか・・・。
来たときと同じ構図で。
前から3つ分の窓が「僕のもの」になります。 

窓の外にウイングレットがない・・・。
凹む僕にお構いなく、J-Birdはチューリヒを飛び立ちました。


つづく

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