第6日 「メタルさんふたたび」

今回のアムステルダムで、撮りたいと願っていた理想のシーンがあります。それを求めて、朝食抜きで5時にホテルを出発しました。

ホテルバスとスターネットバスを乗り継いで、5時50分にランウェイ06エンドに到着。 
真冬の関空でランウェイ24の向こうに夕日が沈んでいくように、真夏のアムステルダムではランウェイ06の向こうから朝日が昇ってくるのです。

真夏とはいえサマータイムのおかげで日の出は5時40分ごろ。そして、ちょうどこの時間帯にDC-10とMD-11がぞろぞろと降りてくるのです。Airliners.netにはベイパーを引いたテンが太陽と重なるなどという感涙ものの写真も出ていました。

だけど、この日は06降りでありませんでした。
遥か遠くの滑走路に降りているであろう到着機は、音すら聞こえません。
とりあえず早起きな出発機が何機かいたので適当に・・・。
緯度が高いせいか、太陽がやたら浅い角度でどんどん横に逸れていくように感じました。

日の出のあと、すぐに曇ってしまいました。
いつもの場所に移動して、ぼんやり飛行機を眺めます。

長旅から帰ってきたマーチンのイレブン。
よく見るとキャプテンも一緒に手を振ってくれています。



つづく

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