第2日 「”へわぼら”に会いたくて」

カメラを下げ、別の道に入りこんで1分後。
前から走ってきた車が、僕の脇で止まりました。

「あれっ。私有地で入っちゃダメだったかな・・・?」
と思ったら、窓から覗いた人の手にはエアバンドが。

「このランウェイはクローズだ。02に替わった」
ハァ!?
02って・・・めっちゃ遠くやん。
「”へわぼら”がお目当てかい?
俺たちもなんだ。乗っていきなよ」
「ホント?ありがとー♪」

・・・と車に乗りこんでから、知らないうちに大ピンチに陥っていて、それに気付く前にピンチを脱していた事実に気付く。あのときカメラを首から下げて、横道に逸れていなかったら?

冷汗をかく僕を乗せて、アムステルダムから来たという「ほっとまんさんとまつしの」みたいな2人組(親子のようなそうでないような・・・)の車はあっという間に02エンドに到着しました。

そんなわけでいろいろヘコまされた挙句、最後の最後に奇跡が起こって会えた「へわぼら」です。
ちょっとディレイで夕日は低い雲に入ってしまいましたけど。


Hewa Bora Airways  Lockheed L-1011 Tristar 500】

コンゴから週1便ブリュッセルにやってくるトライスター。
もしかして、世界で最後の定期旅客トライスターなのではないでしょうか。



第3日につづく

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